あるドライバーの一日の流れ
軽自動車の配送ドライバーはどんな仕事をしているのでしょうか?
バンタイプの軽自動車に荷物を積んで、指定された配達先までお届けするのが仕事です。
町中で、黒ナンバーの軽バンを見かけることがあると思います。
それが貨物軽自動車運送事業の許可を得ている車両です。黒ナンバーの車両でないと対価を得て荷物を運ぶ事が出来ません。
軽自動車の配送ドライバーってどんな仕事?
お仕事の流れ
配達の範囲
宅配便は、決められた地域を任されて、毎日その地域を配達するのが基本的な契約です。
狭いエリアを毎日配達するので、街並み道順も自然と覚えています。
※図の色分けされた狭い地域が配達担当エリアになります。
どこかに行こうとする時、目的地を地図で探して、道順を調べ目的地に到着する。何回も同じ場所に通うたびに道順を覚え地図やナビゲーションが必要なくなる。
誰もがこのような経験をした事があると思います。
毎日、決められた地域を配達することで自然と道順や土地勘、場所を覚る事が出来ます。
効率の良い配達方法は自然と身について来ます。
一日のスタート 朝の流れ
朝8:00 荷積み開始
営業所にて荷積みを行います。
配達担当地域ごとに仕訳をしてある荷物を積み込んで行きます。
荷物の中身は、ほとんど通信販売等の荷物です。
荷物の大きさは、袋物の小さな荷物から、ミカン箱くらいの物がほとんどです。
まずは、時間指定がある荷物を仕訳てから、番地毎に荷物を並べて配達する順番を決めて行きます。
配達する順番に荷台に積込みます。
配達する順番に荷積み
配達を効率よく行うポイントとなります。
例えば、机の上を整理整頓していないと、「必要な資料を見つけるのに時間がかかり、無駄な時間を使ってしまった。」
なんて経験した事がありませんか?
配達する順番に荷台に荷物を積んで行きます。
ここ大事なポイントです!
荷台の荷物を探すのに2分時間がかかったとしましょう。
1日に70件配達するとしたら、70件×2分=140分(2時間20分)余計な時間を使う事になります。
経験を重ねて、余計な時間を短縮出来れば2時間20分仕事を早く終わらせる事が可能となります。
目的地を調べる
荷物の住所をもとに、住宅地図を使って目的地を調べます。
始めは、地図を調べる件数が多くて大変だと思いますが、これは誰もが経験する試練です。
私も初めての地域を配達する時は、よく地図を見ます!
毎日決められた地域を配達して行く事で、自然と土地勘を覚え、地図を見たときに対象となる目印、例えばガソリンスタンドの2件となりであるとか、〇〇マンションの近くであるとか、地図で目的地を探す時間も短縮されて自然と道順も頭に入っているという感じになります。
次第に地図を見なくても、住所とお客様の名前を見ただけで場所がわかるようになって行きます。
これも誰もが経験している事ですし、配達スキルが上達した事を体感できる瞬間でもあります。
住宅地図で目的地を調べる。
配達スタート 仕事の流れ
配達開始からのタイムチャート
9:00 営業所を出発&配達開始
12:00 お昼休憩
13:00 午後の配達開始
15:00 2便目の荷物を荷積み
19:30 配達完了し、営業所へ
20:10 締め作業をして、帰宅
休憩などは個々にお任せしています。
中には家に帰って休憩される方や家事をする方もいます。
終わる時間も始まる時間もお任せしています。
コミュニケーション
隣のエリアの同僚ドライバーとのコミュニケーションも大切です。
仕事のコツや、わからない事を教えてもらったり、仕事のスキルを磨く近道になります。
仕事が早い人を見つけて、やり方のマネをする。
これ最短で仕事に慣れる極意です。
困った時は、お互い様です。日々のコミュニケーションを大切にして下さい。